はじめてのオペと入院

わ、何かたくさんスター付けて頂いてありがとうございます><じゃあ忘れないうちに体験記を記します。痛いのがすごく苦手な方はご注意を。まぁそんな痛い感じではないですよ、所詮文章なんで。(何この開き直りwww)
では、どどーん。



初日

午前中に病室に入ってくださいと言われたものの、検査するわけでもないしやる事がなくて、職場の人に借りた漫画を早々に読み切ってしまう。母も手持ち無沙汰でお昼過ぎたらすぐ帰ってしまう。明日のオペの説明に来た麻酔医がイケメンでちょっと戸惑う。ご飯は通常食。何が出たか記憶なし。すぐ寝てしまった。

手術当日

朝いちばんのオペで、8時過ぎにはオペ室に向かう。昨日のイケメン麻酔医はオペ用のキャップ(シャワーハットみたいなやつ)を被っててもイケメン。私はのーぶら紙パンツの上にでかい手術着というみっともない格好で、さらにそのキャップを被るという恥ずかしい姿をイケメンに見られてショック。でもオペを受ける人は皆そうだし、と自分を慰める。手術台に乗って、イケメン麻酔医が点滴のようなものを手に繋いでくれたが、別の麻酔医が「お前なんとかかんとか(恐らく麻酔の薬の名前)は回りが遅いからそっちじゃなくてこっちに繋ぐって言ったろ」と言い、イケメンは「あ、そうなんですか」と言う。頼むよイケメン。でもベストじゃないけどそっちでもいいらしく、一応オッケーという事で。別の麻酔医が何やら話しかけてきてうるさいなぁと思いつつ、マスクから出るものを吸ってるうちにちょっとボーッとしてきて、主治医の先生が登場するやいなやオペ室のあまりの暑さに「亜熱帯か!」と突っ込むのを聞いたのを最後に意識が無くなる。

手術後

自分の咳き込む音で目が醒める。「大丈夫ですか?」という看護士さんに向かって、「大丈夫です、喉がかゆいだけ。昨日から」と言いたいがまだ意識が朦朧として言えないので、必死に指で宙に字を書いて伝えようとする。が、「もうちょっとゆっくり書いてください」と言われたのを最後にまた眠ってしまう。「かゆい」の「か」だけはちゃんと書けた自信があるんだけど、後から思えばこの辺の出来事はハタから見てたらまるでコント。気付いたらベッドごと運ばれてて、薄く目を開いたらすごく恰幅のいい看護士さんがベッドを引いてくれてて、ものすごく安心した。彼女になら全てを任せられる、まるでナイチ ン ゲールだ、と虚ろな頭で思う。病室に戻って暫く朦朧としてから何時間か経った頃、鼻にものすごい圧迫感を感じる。大量のガーゼが奥の方まで入っているらしく、100%口呼吸しか出来ない状態。息の仕方が分からなくて本気で死ぬかと思った。おまけにそのせいで目はパンパンに腫れて別人の顔だし、勝手に涙は出て来るし、おまけにその涙は血が混じっててピンク色だしともう何が何だか。もちろん飲食は一切だめで、ひたすら点滴。痛いって言ったら座薬挿れられる。でもつるんと入って面白いかも(笑)なのに寝るときにすごく鼻とか頭とか首とか痛くなったのに、何故か痛いって言い出せなくて一睡も出来ず。真剣につらかった。

手術後1日目

昨日のミスはしまいと、図々しく「痛い」と言いまくる。ちゃんと座薬を使える間隔(何時間は空けないとだめ、とか)まで計算して痛みに対処する。そして生まれて初めて自分で座薬を入れる。意外と簡単。もう私は座薬名人です。この日からお粥を食べる。鼻が密閉されてるから味が分からない。そんな状態だけど、友達が来てくれたのでちょっと元気になる。ひどい顔に驚かないでくれた友達に感謝。夜トイレに行って、ふと鏡を見て「一生この顔だったらどうしよう」と落ち込む。

手術後2日目

この日は大量に詰められていたガーゼを抜いた。一つ目は鼻の穴の近くから引っ張り出すからそんなに痛くないけど、二つ目、三つ目となるうちにどんどん奥から取り出すからもんのすごーーーく痛くて、もう生理的な涙が大量に出るし鼻から血は流れるしそれがまた口に回ってくるしで、てんやわんや。右側にはなんと4つもガーゼ(というか血を吸って肥大化してスポンジ)が入っていて、4つ目なんて目の方から引っぱり出したんだからそりゃあ痛いの何の!><しかも鼻はまだ傷が落ち着いてないし、すごく疲れた。右に4つ、左に3つ入っていたのを取ってもらって、かなり楽になった。目の腫れ、顔のむくみも少しづつ取れた。でも相変わらず鼻の入り口にコットンは詰めたまま。まぁこれはそんな苦しくないからよし。ご飯も徐々に通常食に。隣の病室の人と喋ってて笑ったときに、鼻のコットンがすぽーん!と抜けて更に笑った。
ちょっと飽きてきたのではしょります(笑)後は毎日薬塗られたり(これも結構痛かったけど)吸入したり薬飲んだりでした。身体が楽になったらもう暇で暇で!雑誌なんて穴の空く程隅から隅まで読みました。
あ、私は「鼻中/膈/湾/曲症」という、鼻の真ん中を隔ててる骨が極端に曲がってしまっていて息が通りにくい状態だったのと、粘膜もやたら分厚くてその状態を更に悪化させていたらしいので、その二つを治しました。鼻中/膈の方がかなり曲がってたらしく、ほぼ直角になってしまっていて他の骨に当たってたそうです。しかも鼻の入り口付近でそうなっていたので、ちょっと難しかったらしくいちばん偉い先生がやってくれました。だから逆に安心してお任せできました。外傷性しかあり得ないって言われたのですが、鼻を大きくぶつけた記憶が私も母も無く…。でも今の風通しの良さは初めて体験しているので、恐らく物心ついた時からその状態だったと思われます。
そして懸念していた鼻の形ですが、あんまり変わらず!むしろ逆にラインが良くなったかも!思うのは勝手です(笑)簡単なオペとは言え約一週間の入院が必要ですし、全身麻酔だからどうしても身体に負担がかかりますからねー。実際私はちょっと甘く見過ぎてたなと反省です(笑)傷が落ち着くまで一ヶ月はかかるみたいですし、まだまだ鼻は自分のものじゃないみたいに違和感がありますし、今ぶつかられたら超痛いでしょうし、退院しても油断は出来ません。今日も笑ったり咳する度に鈍痛でした><
やっぱり普通の毎日って素晴らしいですね−!今日仕事だったのに超楽しかったもん!「当たり前」に感謝!無駄に長くなってしまいました…ごめんなさい><